スーグラ

糖尿病患者の薬もダイエット薬として活用

 

まなちゃん、いきなりだけど痩せる薬の中には糖尿病患者さん向けの薬もあるって知ってた?


 

 

初耳です!糖尿病患者さんがダイエットするんですか?


 

 

その逆よ!血糖値を正常値に戻す作用をダイエット効果に利用するの!


 

 

なるほど!たしかにダイエットにも有効ですね。


 

 

中でも有名な薬の中にはスーグラという薬があるの。今回は糖尿病の治療薬としても使われているスーグラのダイエット効果をみていきましょうね!


 

 

は〜い!


 

 

スーグラとは

SGLT2阻害薬とは、寿製薬会社とアステラス製薬が一緒になって開発された、そもそもは糖尿病を治すための薬品の総称で、その中でも日本初承認となったのがスーグラ(2型糖尿病治療薬)です。

 

スーグラが最初に販売開始となったのは2014年の4月でしたが、その時点では14日以内に使用するようにという制限が明記されていました。

 

その後2015年の5月にその制限が撤廃されて(使用の安全性が確認されたので)現在では長期での使用が認められています。

 

それに続きカナグルやジャディアンスやルセフィやフォーシガやデベルザやアプルウェイなど共通したダイエット効果があり同価格帯の薬が、承認されていきました。
ちなみにSGLTというのは細胞の膜にある膜タンパク質を指し、ブドウ糖を細胞に届ける働きを持っています。

 

そして、SGLT2はこのSGLTの1種で、腎臓近位尿細内の膜タンパク質のことを指します。
血流の過剰な糖を尿に溶かし、体外排出させ、血糖値を下げてくれる糖尿病用医薬品スーグラを服用すれば、低血糖の予防にもなりますし、ダイエット対策にもなります。

 

 

スーグラのダイエット効果

スーグラはU型糖尿病治療薬ですが、体重を減らしてくれる効果も期待出来ます。2型糖尿病患者専用のお薬で1型糖尿病患者の方に使用することは出来ません。

 

また末期の腎不全の患者さんや重い腎機能の障害がある患者さんにも使用することは禁止されています。
ただ腎機能の障害が末期ではなく中程度の場合はスーグラの効果が期待出来る場合もあるので、投与の是非については検討が必要とのことです。

 

血液の血糖値を正しい値にしてくれるのがスーグラ錠の主な効果ですが、二次的効果としてダイエット対策としての使用も認められています。
体にとって不必要な糖を尿にし体外排出する作用は、糖尿病だけでなく体重を減らす効果もあります。

 

1日につき100mg分1錠のスーグラ錠を飲むようにすると病気のない大人なら60g程度のブドウ糖を体外排出出来るという計算になります。
つまりブドウ糖1グラム=4カロリーですから、1日で240カロリーのダイエット効果があるということになります。

 

DPP4阻害薬という日本でポピュラーな糖尿病のお薬とスーグラを効果を半年の間比較してみたところ、血糖値の正常化に関してはほぼ同等の効果があり、ダイエット効果はスーグラの方が2kgほど高いダイエット効果が出たという結果も出ています。
糖尿病の患者さんを対象にした実験でもかなり肥満の人だと5キロ減(最大で10キロ減)、普通体型の人で3キロ減の効果があったという報告も入ってきています。

 

あくまでスーグラ錠は糖尿病用のお薬なので、体重を減らすために使う場合は保険の適用は行われません。
とはいえ上記の実験などからも明らかな、高いダイエット効果が期待出来ますから、ダイエット目的で使用することも全く問題ありません。

 

使用して最初の半月は軽い脱水の症状が見られることもありますが、その後は糖が尿と一緒に順調に体外排出され、体重も減っていきます。
SGLT2阻害薬の服用で大抵の方は2,3キロは体重が減り、多い方で10キロ以上減る方もいます。
(ただ体重の大きな減少は使用開始から半年ぐらいの間までとなります。)

 

半年後以降は緩やかな体重減少となり、1年以降はほぼ体重減少は見られなくなります。
つまりスーグラ錠をダイエット用ピルとして服用するなら使用期間は1年間までが適当ということが言えます。

 

 

 

ダイエット薬として利用する場合、常備的な使い方になるんですね?


 

 

そうね!
糖尿病患者向けだから薬の長期服用に対する定期検査も大事ね!


 

 

なるほど〜
副作用とかも心配です…。


 

 

 

その辺は、これからみていきましょうね!


 

 

スーグラの服用方法

大人のスーグラの適量は1日につき50mg分1錠で、タイミングは朝食の前の服用か朝食後の服用がおすすめです。

 

ただ使用してみて効果が感じられない場合は、経過を見つつ、50mgを最大100mgに変えてみても良いとされています。

 

さらにダイエット効果を目的としている場合、効果がダイレクトに現れるのは半年までと言われていますから、ダイエット効果を目的とした使用は半年までとする方が賢明です。

 

スーグラの副作用

スーグラには慢性的な便秘症状、尿の回数が増える、皮膚の湿疹、口が渇く、これまでご説明してきた体重が減るなどの副作用があるとされています。

 

1部、腎盂腎炎、低血糖、ケトシドーシスというような症状もあると言われていますが、これらの症状が起こるケースはとても稀なのでほとんどの方は気になさらないで大丈夫です。

 

 

スーグラ服用の際の注意点

スーグラはいつから長期で使用しても大丈夫になったのだろう?と疑問に思っていた方も多かったようです。

 

スーグラは販売が開始された1年後の2015年の4月に長期使用が可能になりました。(お医者さんに診察してもらったのち、14日以上の使用と量の制限が解除されますので、問題なく長期使用することが可能になります。)

 

ただスーグラを使用するにあたって注意しなくてはいけないことがあるので以下にまとめておきます。

 

アルコール摂取時には服用しない

 

糖を尿と一緒に体外排出させるスーグラをハードな運動の後や飲酒時に摂取するのは危険で、低血糖の症状に陥る可能性がありますので避けましょう。
さらにスーグラには利尿を促す効果もありますから、摂取の際には同時に水分補給も忘れないようにしましょう。(稀に水分が排出されすぎて、脱水の症状が出ることがあります)

 

スーグラは1日につき1錠を朝食の前か朝食の後に1回服用するようにしてください。

 

利尿作用による脱水症状

繰り返しになりますがスーグラには利尿を促す効果があります。
ひどい場合だと脱水の症状にまで至ることもあります。服用の際は、水分を補給することも忘れずに行ってください。

 

服用できないケースもあります

  • 血液の検査や尿の検査を受けた際にケトンの値が正常値じゃないと判断された方
  • 体に大きな外傷がある方、搾乳をしている女性、妊娠している女性、近いうちに何らかの手術を受けることが決まっている方、手術を終えたばかりの方
  • 肝機能に重い障害のある方、副腎に疾患のある方、何らかの感染症を発症されている方、脳下垂体に異常が見られる方、腎機能に障害が見られる方
  • 過去のスーグラ服用時にアレルギー、またはかゆみなどの症状を発症された経験がある方
  • 現時点で何らかの薬を服用されている方(100%同時服用はダメということではありませんが、薬によっては作用が干渉しあってしまうこともあります。必ずかかりつけのお医者さんに相談してから服用するようにしてください。)

 

ここで上げられた症状の方は残念ながらスーグラの服用は避けた方が良いでしょう。心当たりのある方は服用を決める前に必ずお医者さんに判断を仰ぐようにしてください。

 

まとめ

 

まなちゃん、今回どうだったかしら?


 

 

スーグラはあくまで糖尿病患者向けとしての目的な訳だからお医者さんの処方も慎重に受ける必要ありますよね?


 

 

もちろんよ!そもそもスーグラをダイエットピルとして使用すること自体イレギュラーな服用方法という考えも必要ね!


 

 

なるほど!副作用も脱水症状とか怖そうなのもありましたから、服用も慎重にですね。


 

 

その通りよ!
スーグラだけじゃないけど医師の処方が必要な薬はむやみな服用は厳禁よ!


 

 

はい!熟知します。